JAG見学会in滋賀『継承していく風景』 2日目

2日目は緊急オプションツアーからスタート。
ツアーの担当だったので写真はありませんが、天台宗寺門派三井寺へ。
近江八景の一つ、三井寺の梵鐘も見てきました。



そのあと近江八景の一つ、唐崎の霊松へ。
松の管理をされている辻井氏より歴史、管理方法、今後の管理方針などの説明を受け、いざ見学に。
今の松は3代目でこれもものすごく大きいですが、2代目は倍以上の大きさがあったそうで、圧巻です。



次に、高島市の針江地区にある生水の里へ
みんなが興味津々で見学しているのは「かばた」
地区には湧き水がいたるところから出ていて、その湧き水を生活の一部として飲料水や家事に使えるようにしている場所がかばたです。すごいのは鯉がいて残飯や汚れた鍋を水につけておくときれいに鯉が食べてくれます。自然の恵みを生かした循環型エコ生活です。



飲める水が湧き出て、それを感謝の気持ちを持って利用し、それが琵琶湖干支流れていく水路。
ものすごく綺麗です。住民の意識の高さが感じられます。



TV放送もされた船着場。ヨシの群生地でもあります。




継承していく風景というテーマのもとに行われたこの見学会。
まず総幹事であります浜本さんとサブ幹事の吉川さんありがとうございました。
そして全国から集まって参加していただいたメンバーの方ありがとうございました。
時間をどんどん効率よく使える現代で、大勢の人たちがこのような自然そして伝統文化が見えにくくなっている現状はあるかと思います。庭や外構そして住まいや街づくりに携わるものとして、しっかりをこういったものが見えて伝えられるデザイナーに、そしてそれらを熟知した上でお客様に心地よい生活空間を提供できるデザイナーでありたい、そう思えた旅でありました。